夏休み

SAPの保守運用とかしてる人のブログ

デザインシンキング感想

こんにちは

 

かねてより興味があった、デザインシンキングのワークショップに行ってきました。

ワークショップは、SAPゆるゆるコミュニティ「chillSAP」の第一回オフラインイベントして開催されたものです。

当日の雰囲気、盛り上がりなどはこちらを参照。

www.sapsumikko.jp

 

当日ファシリテーターをつとめていただいた @minok104 さんのブログも必読です。

note.mu

 

デザインシンキングの感想

イベント概要や雰囲気などはお二方のブログで体感していただくとして、私は人生初だったデザインシンキングの感想を自分なりに述べます。あくまでも一個人の感想なので、デザインシンキングとはなんぞや的な学びのある内容ではないことに注意ですよ。

 

ペルソナを思うのは難しい

デザインシンキングでは、「ペルソナ」と呼ばれるターゲットとなる顧客を設定します。それはもう細かく。名前年齢性別仕事趣味、はては飼ってる猫の種類まで。

これほど具体的に設定したペルソナのことを思い、考えていくのは、とても刺激的でした。謎の親近感が湧くし、ペルソナに設定した娘のことも考えてしまう。

一方で、どうしても「自分ならばこうだろう」という考えが浮かび、ペルソナの立場で考える難しさがありました。

アイディアを出すのは楽しい

ひねり出すのはもちろん大変なのですが、他人のアイディアを見て、なるほど~!と頷くことが多かったです。出された様々な意見を見るのは、純粋に楽しいですね。否定しない、というスタンスからこそバンバン出せるんだと思いました。

自分で(これは無謀だな~)って思ったアイディアを「それいいね!」と言われたり、逆に人のアイディアを見て(素直にその機能ほしい…)となったり、とても楽しかったです。

また、出されたアイディアに対し、優先度や重要度で各人でシールを張り投票し、順位づけするのは効果的だなと思いました。縦横無尽に湧き出たアイディアをどうやって整理して取捨選択するのだろうかと思っていたので、シールで貼られた数で定量的に区別していく手法はちょっと感動でした。

 

何かに活かすことはできるか

いざ考えてみると難しいですね。何か持ち帰って活かしたいのは人間のとはいえ…

ですが、色々考えてみました。

  • アイディアの優先度と重要度のランク付け

仕事に問わず、個人的にどこでも使えそうだと思ったのがこれです。(タスク管理等で、すでにありそうな手法でもありますが)チーム全体で出された意見を投票により客観的に区別できるのは、意見をまとめるのがスムーズにできそうですね。

  • YES ANDの精神

会議や打ち合わせによらずとも、人と対面してて「YES AND」な面が必要になる時はあるんじゃないかと思いまして…

  • 頭を使う会議ではお菓子を用意する

煮詰まった会議とか、特に必要だと思うのです。冗談抜きで。お菓子たくさんあるのは楽しいし、なにより美味しいからいいんじゃないでしょうか。

  • まずは身近なテーマでやってみる

 「やってみる」という姿勢ならば、まずは参加者が想像しやすいテーマだと、ペルソナの設定もしやすいし気持ちも乗るんじゃないのかなと思いました。なにより「あ~わかる~!」ってなって楽しいです笑

 

デザインシンキングをしてこんな思考力がついた!だからこんな時に仕事に活かせる!よりも、こういう場面ならチーム全体でチャレンジできるのでは?という目線でやってみました。うーん、活かすことそのものもですが、対象や場面を取捨選択するのも大変ですね……

 

 解決策が技術とは限らない

個人的には一番ハッとした言葉でした。イベントの最初に、デザインシンキングの導入事例で説明されたワードの一つです。

エンジニア、いわゆる技術を取り扱う仕事をしている身分としては、技術以外を提示するのはいかがなものかと言われそうですが、ユーザーに寄り添い解決策を見つける、という形では、結果的に同じなのかもしれないのかな〜とぼんやり思いました……

むしろそういうアプローチもできますよっていうのも今後の強みかもしれないし、そういうアプローチでも信頼できるぞって会社が求められたりするのでしょうか……

 

 まとめ


受ける前は、デザインシンキングなにそれ美味しいの?と言った状況でしたが、大変面白かったです!ペルソナを仮定し、アイディアを出すこと、それらをまとめて一つの解決策として提示する過程は、普段とは違う頭の使い方でした。

また、一度体験してみることで、「あの場面には使えるか?ここでは使えるか?」と活かせる機会を探すきっかけになりました。百聞は一見にしかずですね。

しかし、実際にはユーザーへのヒアリングが非常に重要である、楽しいけど頭使ってけっこう疲れる、これが社内だとある意味緊張しそう、などなど、現実的なハードルも多そうです。

デザインシンキングがツールとして広く社会に浸透するのはまだちょっと先の話になるんでしょうか…

とはいえ、仕事中のバリバリな会議で使えなくとも、同期同士の研修でちょっと話し合うときとか、「デザインシンキングっぽくやってみない?」みたいな一声をかけて、さりげなく挑戦とかしてみたいですね。

 

最後に

雑多な感想文でしたが、読んでいただきありがとございました。

そして最後に!!イベント開催に携わったすべての方々、イベントでお話してくださった参加者の皆様、懇親会で合流した方々、当日は大変楽しかったです。

ありがとうございましたッッ!!!!!!!